齋藤陽道写真展「感動、」
行きたいなぁ〜〜と思っていた齋藤陽道さんの写真展、行くならこの時間しかないと、急遽行ってきたら、たまたまトークショーが開催されていた!
どうやらお相手は写真集「感動」を出版した出版社の方。姫野さん。
手話と手話通訳を中心に進むのかな〜〜なんて思っていたけど、
手話だったり、筆談だったり、パソコンの打ち込みだったり(どうやら初めてだったらしい)、いろんなことばを使って進行。
手話勉強者のわたしにとっては齋藤陽道さんの手話をたくさんみたい気持ちはあったのだけど、「ことば」を大切にする齋藤陽道さんだからこそ、通訳を介した言葉ではなくて、言葉選びひとつひとつひとつ、齋藤陽道さんの選択でみれたのがとてもよかったなぁ。
パソコンの打ち込みも、
「う〜〜ん」だったり「、、」だったり「改行」だったり。考える表情も。
それらひっくるめてそのトークショーの「ことば」だし「空気」だったなぁ。
わたしが入門クラスの時から可愛がってくれている先生と、ラインを交換した後に1年間の感謝をラインで伝えようとも思ったけど、「手話で」自分の気持ちを伝えたいと思ったのを思い出した。
言葉選び、ニュアンス、わたしなりに大事にしたいと思っているので、それを手話でも、自分の気持ちに近いかたちでひょうげんできるようになれたらなぁ。
そしてそれは通訳にとっても大切なことだと思う。
うん、手話勉強者としても、そうでなくても、
その人に合った「ことば」をえらびたい
自分の感情となるだけ近い「ことば」をえらびたい
それがわたしの根底にあることを再確認できた。
だからってどっちだけでいいわけでもないことも。
、、、
さて、齋藤陽道さんは、
SNSを通じて、物事の感じ方だとか切り取り方、ことばの選び方にとても惹かれていたんだけども、
実際にお会いして、ことばが紡がれる間、表情、雰囲気に改めて魅了された!
表情も空気も「ことば」だなぁ。
そしてこれまた素敵な奥様と愛息子くん(私にとっては芸能人のよう)もお会いしたのがとても嬉しかった!かわいいなぁ〜〜
SNSでの「せかいはことば」についてもまた今度、「異なり記念日」と一緒に綴れたらいいなぁ。
こどもが好きな人も、こどもの感性が好きな人も、それを受け取る齋藤さんの感性も言葉選びも。
本当にドンピシャに好きだし、毎回素敵だなぁと思う絶妙な言葉選びをみられるんだぁ。
そして、質疑応答はもちろんだけど、声をかける勇気はわたしひとりだったらなかったんだけどね。
てるが、服のブランドが知りたいから聞いてっていうことを執拗に言ってきたので、、
でも、こういうところ、わたしだったら緊張してできないような、人の中に入っていく力というか。さすがだなぁと思うのだ。
てるが話しかけて、陽道さんは紙とペンを探したけど、手話でわたしから質問させてもらった。緊張もしたけど、なんだかドキドキだけではない、高揚感もあった!
わたしの拙い手話だったけども
「え、ふく?」と最初は戸惑っていたけども
「これ、読めますか?」とロゴを見せてくれて
紐?毛糸?で筆記体の英字がかいてあるデザインなんだけど、
なぞる指をみる。
「らっこ」
自然とみんなで驚きと笑い。
どこで買えるのか尋ねると
「とちゅうでやめる っていうブランドです。おもしろいですよね。」と。
「えーっ!そんなこと聞くの?写真でも本でもなくて?」と思ったけど、聞いてよかったしエピソードがあったし、こういうこと、今回に限らずよくあるなぁ。と不思議なところで感慨に浸っていたのであった。
こういう人とのきっかけの作り方がわたしにはできないなぁ。考えすぎるからかな。
脱線しちゃった。笑
そして、そのあと、
ツイッターをいつもみていること、
「せかいはことば」がすごく好きなこと、
いつきくんがかわいくてしかたないこと、
今日も来てくれてると教えてくれたので、
会えて嬉しかったこと、
トークショー中りんごを丸かじりしていて衝撃的だったこと笑
をお話しできた、たったそれだけだったけど、
すごくすごく心がホカホカだった。
目線をしっかり合わせてくれて、
わたしなりのことばをうけとってくれて
書いたり口話だったり、わたしに合わせてくれたこともよくわかるし
「あいてにわかりやすいことば」を尊重する陽道さんだからかもしれない。
うん、わたしもだから手話をやっているんだった。
なにより醸す雰囲気かな。
一気に惹かれました!!
やっぱり実際に顔を合わせて話すこと、
「SNSでいつもみている人憧れの人」
で終わらず齋藤陽道さんのひととなりを
肌で感じることができてよかった。
わたしは人との関わりであってからがスタートだなぁ~!と大切にしていきたいことが見えたのが嬉しかった!
わたしが大切にしてること、夢中になっている世界、
無理強いはしないけど、てるにも触れてもらえて嬉しかった。
ろう者の世界。手話の世界。
てるにとってはあたらしいものだっただろうな。
わたしの世界をもっとみてほしいし、
本当はもっともっと触れてもらいたいなぁと思うし
本当は紹介したい人もたくさんいるんだな。
音がない世界で生きる分目で見ること感じること言葉に対しての繊細な表現はもちろん、愛する人との関係、関わり方、生活の感じ方、、ひとつひとつ抱きしめたくなる本なので。異なり記念日。
本をあまり読まないわたしだから
こんなに読み返す本に出会えてよかった。
さくらももこ以来笑
せっかくそんな本に巡り合ったんだもんで、
その本の感想もブログに書こうと思う。
きろく。